冷蔵庫の野菜室、りんごを他の野菜や果物と一緒に入れていませんか?
実はりんごには、置いてあるだけで周りの野菜や果物に影響を与える性質があります。
今回は、りんごを保存するときに知っておきたいポイントをご紹介します。

りんごが出す「エチレン」とは
りんごは、「エチレン」と呼ばれるガスを多く出す果物のひとつです(1)。
エチレンは、野菜や果物の成熟や老化に関わるガス状の植物ホルモンです。
エチレンの影響を受けやすい野菜や果物と一緒に置いておくと、成熟が進みすぎたり、傷みや変色が早まったりすることがあります。
野菜室では、りんごを袋に入れて分けて保存

冷蔵庫の野菜室は、さまざまな野菜を一緒に保存する場所です。
りんごを冷蔵庫で保存するときは、りんごをそのまま置くのではなく、ポリ袋などに入れて口を閉じ、他の野菜や果物と分けておくのがおすすめです。
周囲のエチレンの影響を受けやすい野菜や果物への影響を抑えやすく、りんごの乾燥防止にも役立ちます。
エチレンの性質を、追熟に活かすことも
一方、この性質を「追熟」に利用することもできます。
たとえば、まだ硬いキウイフルーツをりんごと一緒にポリエチレン袋に入れておくと、りんごが出すエチレンによって追熟を促すことができます。
「分けて保存する」だけでなく、「あえて一緒にする」使い方もあると知っておくと、野菜や果物の状態に合わせた保存がしやすくなります。
まとめ|りんごは「別袋」/「あえて一緒」の使い分けがポイント
りんごは、他の野菜や果物とそのまま一緒に置かず、袋に入れて分けて保存するのがポイントです。一方で、追熟を促したい時には「あえて一緒にする」ことも。
次に野菜室を整理するときは、りんごの置き場所と保存方法を見直してみてはいかがでしょうか。
参考情報
(1)永田雅靖. 青果物の鮮度に関する収穫後生理学. 食糧-その科学と技術-.
(農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門). 2018, No.56, p.43-66
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