「大好きな缶飲料を飲もうと思っていたのに、冷蔵庫に入れるのを忘れていた」――そんなときは、塩を加えた氷水に缶を入れて、ときどき回してみましょう。
室温や氷の量などによって若干の差はありますが、5分もかからずにひんやりした1本になります。

氷水に「塩」を足して、缶をぐるぐる回すだけでOK!
用意するのは、缶を立てて沈むくらいの深さがある容器と、氷・水・塩です。缶のお酒も缶ジュースも、この方法で冷やすことができます。
① 氷水をつくる
缶が隠れるくらいの高さまで氷をたっぷり入れ、氷が十分に浸るまで水を注ぎます。
② 塩を加える
大さじ2〜3杯の塩を容器に入れて、ざっと混ぜます。
③ 缶を回す
缶を氷水に沈めて回してください。5分もかからずに冷えてきます。
【タネあかし】 塩を入れると急速に冷えるワケ
水は0℃で凍りますが、塩を加えると凍る温度が0℃以下に下がります。0℃以下になってからも氷が溶け続けて周囲の熱を奪うため、水はさらに低い温度になります。
そこに、熱をよく伝えるはたらきをもつアルミ缶を入れて回すことで、中の飲み物がかき混ぜられ、冷蔵庫に入れるよりもずっと短い時間で冷たくなります。
なお、同じ方法でペットボトルやガラス瓶を冷やすこともできますが、ペットボトルやガラス瓶はアルミ缶よりも熱を伝える効果が低いため、冷えるスピードが遅くなります。
※参考文献
(1)公益財団法人 塩事業センター「塩百科|氷点降下」
安全に缶を冷やすための注意点
- 開栓済みの缶は使用せず、必ず未開栓の缶を冷やしてください。
- 中身の凍りつきを防ぐため、氷水に浸す時間は5分以内を目安にしてください。
- 通常の氷水よりもさらに冷たくなるため、缶を回すときは軍手やタオルを使い、冷えた缶を素手で触るときもご注意ください。
- 炭酸飲料を回しすぎると、缶を開けたときに中身が噴きこぼれることがあります。缶をゆっくり回し、シンクの上などでそっと開栓してください。缶を立てたまま回すと、中身がこぼれにくくなります。